百鬼夜行の展示会(2012クリーンライフ21)

百鬼夜行の展示会

クリーニング展示会見学記

 

 11月30日~12月 1日にかけ、クリーニング業界年に一度のイベント、厚生労働省が認可する団体主催の「クリーンライフ21」という展示会が東京ビッグサイトで行われた。この展示会は業界最大規模であり様々なクリーニングに関する機械、洗剤、宣伝材料、レジ、しみ抜き用ブラシなどのグッズから、宣伝方法、店舗設計などのソフ トウェアに至る、あらゆる関連製品を一度に結集する催しである。会場ではアイロン仕上げ大会やセミナーなど、イベントも多数行われる。

 もっとも、下降するクリーニング需要に合わせるように規模は年々縮小され、昨年の大阪会場は中止が噂され、やっと開催したが会場はそれまでにないほど縮小された。今年の東京は意外に規模が大きく、やや盛り返した雰囲気である。それまでは大人千円だった入場料を無料にしたのも大きいかも知れない。

 展示会は年に一度、クリーニング業者や関連業者が集まる機会でもあり、久々の再会に期待する人も多い。新しい製品を見つけるビジネスの場でもあり、お祭り的要素も強い。多くの業者はこの日を楽しみにしている。

 

建築基準法問題の影

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(建築基準法対策相談コーナーなるブース。誰もいなかった)

 もっとも、ここ数年は建築基準法問題により、展示物はその関連のものが多くなっている。今回も建築基準法問題に関連するセミナーや、こうすれば切り抜けられるという対策製品が多数見受けられる。

 会場に入場すると、すぐに「日本クリーニング100年の歩み」なるディスプレイが展示物が大昔のアイロンや洗濯板などとともに見られた。2009年のところには、しっかり、「建築基準法問題発覚」なる表記がある。この業界全体で、業界のタブーとして隠しておいたわけだが、「発覚」というのは「バレちまった」みたいなニュアンスが感じられて思わず笑ってしまった。ともあれ、多くのクリーニング業者にとって、現在でも解決しない頭痛の種でもある。

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(建築基準法問題発覚なる表示。自分たちも「バレちまった」と認識している様だ)

 主催者である協会のコーナーには「建築基準法対策相談コーナー」なるブースが設けられ、建築基準法についても様々な表記があった。

 しかし、ここに来て 「ウチは違反なんですが……」などと相談する人がいるとは思えない。業界の秘密としていたことを、ここで業界関係者同士で相談するなどということはあり得ない。あくまでこれは行政や周囲へのポーズに過ぎない。一応対策はしてますよ、という格好だけ。今の全ク連にはそんなことしかできない。違法状態を約40年間に渡って放置してきた事実はいかんともしがたい。そもそも、「建築基準法対策」というのがおかしい。法律である建築基準法に、「対策」とはいかがなものだろうか?まるで、クリーニング業界が反社会的であるとでもいっている様だ。

 

ソルカンドライ(HFC365mfc)を販売する業者

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(ソルカンドライを大々的に売り込む業者のブース)

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(会場で配られていたソルカンドライ宣伝用のバッグと、ソルカン機の上の税制優遇を強調するディスプレイ)

 さて、クリーニング機械メーカー最大手、T社のブースに行った。ここに行くと、「ソルカンなら安全・安心」という巨大な看板を掲げ、目玉商品であるソルカンドライの洗濯機の実演販売をしているところだ。会場には、「ソルカンドライ」と書かれた大きな袋(クリーニングバッグと同じ体裁)を持った来場者が多数見られた。かなりの客がこのブースを訪れたことがわかるし、みんなソルカンドライに興味を持っているのだろう。

 2009年に建築基準法問題が起こったとき、摘発された会社は、行政指導を受けて是正計画書に「引火性溶剤をやめてソルカンドライに変更します」と書いて16カ所の工場で行政に提出している。建築基準法では商業地・住宅地での引火性溶剤使用を禁止しているが、一応「非引火性溶剤」となっているソルカンドライはその点については合法である。めざといT社は全国の業者の多くが違反していることを受け、一台一千万円以上するソルカンドライの洗濯機を大量に製造した。それ以来、ソルカンドライ利用者は急激に増えている。高くて買えない零細業者を除き、多くの業者がこのドライ機を購入して行政調査をかわしている。

 しかし、このソルカンドライは紛れもない温室効果ガス(HFC365mfc)である。「ソルカンドライ」などもっともらしい名前を付けたのは、温室効果ガスの正体を隠すためだった。藁にもすがる思いで冷静さを失っているクリーニング業者達はなんの迷いもなくこの機械を購入した。環境団体がソルカンドライに対する声明文を発表しても、業界全体が「なかったことにしよう」と無視を決め込む有り様である。

 環境にやさしい、非引火性溶剤、大気汚染防止法非該当、第一種住居地域でも使用可能……。都合のいい言葉がたくさん並んでいる。ソルカン宣伝用の大きなバッグまで配り、今後も力を入れていくつもりなのだろう。

 今回は、私も強気で行こうと考えていた。T社の幹部で、ソルカンセミナーなどの講師を務め、ソルカンドライの普及に最も力を入れているT社幹部の姿を見つけ、話をしてみることにした。

「ずいぶん派手にソルカンを宣伝してるんですね。ところで、ソルカンドライは今環境団体からにらまれていて、先日は声明文も出てるんじゃないですか?」

 この人物は一瞬顔を曇らせたが平静を装い、こういった。

「えっ、声明文?そんなものは知りませんが」

「何、声明文を見ていないんですか?そんなはずはないでしょう。では私から言いますが、あなた達が環境にいいと宣伝しているソルカンドライは、実は温室効果ガスだというじゃないか。そうなんでしょう?」

「さあ、どうなんでしょうねえ」

 しばらくこんな会話が続いたが、相当焦っていたらしく、「私、セミナーなんてやってませんよ」などと聞いてもいないことも言ってきた(注:「環境にやさしい」などと宣伝してい るクリーニング業者が機械業者と結託し、ソルカンドライで会社が発展した、なる趣旨の講演会を行い、この人物が講師を務めたことがある)。「業界紙に出ているじゃないか」と問い詰めると、「あれは一会社だけの話だ(ソルカンドライを「環境にやさしいなどと宣伝している会社)」と言い、「業界紙で募集していたじゃないか」と返すと、「そうでしたか」ととぼけてみせる。最後には、「ソルカンはドライ溶剤全体の6%程度でたいした量じゃない(これは事実ではない)」。「石油やパークだって環境に悪い」など、責任逃れに終始した。挙げ句の果てに、「ソルカンを導入するのは、各クリーニング業者の自己責任の問題だ」という。これだけ派手に宣伝していながら、「自己責任」 とはよく言ったものだ。クリーニング業界ではこのように、「素晴らしい新製品」と宣伝しておいて各業者が飛びついても、後で、「実は法律違反だった」と なっても資材業者は一切責任を取らない。あまりにも無責任なのだが、そんな業者に踊らされるクリーニング業者の方も間が抜けている。

 この人物はかつてはクリーニングのいろいろな技術に長じ、アドバイザー的な役割も果たしていたのだが、言いわけばかりする姿には興ざめした。一時期は業界団体の会合で一緒に酒を飲んだりしたこともあったので、この姿には怒りよりも失望の方を強く感じた。

 このほか、やはりソルカンドライ機を販売する他社にも行ってみたが、対応はほぼ同じ。別の会社の方が多種多彩な機械を販売し、いろいろな製品構成を持っているが、カタログの表紙はソルカンドライの洗濯機であり、力を入れていることに間違いはない。

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(ソルカンドライを宣伝するディスプレイ。建築基準法違反を解消できることばかり謳っている。)

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(別会社のブースでのソルカンドライ機。やはり建築基準法をアピール)

 ク リーニング業界には昔から非常に少ないながらソルカンドライなどフロン系溶剤の信望者がいる。商業地、住宅地では引火性溶剤が法律で使用できないから、フロン系の溶剤で操業しようという合法的なグループだ。フロン系溶剤は石油系より高いが、それでも商業地・住宅地で稼働した方が便宜性が良く、よりよいサービスができると考える人たちだ。ところが、当業界では行政の目をごまかして石油系を使用するという行為が当たり前になってしまった。以前よりソルカンドライを使用していた業者はむしろ法律遵守の真面目な人たちである。ところが、違反がばれ、あわててソルカンドライに変更するのは、揃いも揃って違法行為を重 ねていた業者たちなのだ。法律に違反し、それがばれると今度は温室効果ガスというわけで、なにやら反社会的な組織を思い起こさせる。以前から使用していた人たちこそいい迷惑だろう。

 

謎の水洗い

 建 築基準法問題は商業地・住宅地で引火性溶剤を使用することが問題なのだから、要は引火性溶剤でなければいい。ソルカンは非引火性なので合法だというのだが、では、クリーニング業者が通常行う「水洗い」で全部やってしまえるのなら、それもまた合法だ。ソルカンドライは派手に宣伝しているが、実はその洗浄力のなさを批判する人が多い。水洗いはあらゆるドライクリーニング以上の洗浄力がある……ということで、一般にはドライクリーニングする衣料を水洗いで行うという方法が流行しつつある。その中の一つ、T化成は、「●●●●ウェット」なる水洗いの洗剤を開発し、大々的に売り出した。この方法なら、通常ドライクリーニングする衣料をほとんど水洗いでできるのだという。会場内に「●●●●村」なる場所を設け、従業員には忍者の格好までさせて大々的に売り出している。この洗剤には専用の洗濯機があり、システムとして購入するので、導入を決めたら出費もかなり多くなる。

 しかし、このT化成こそは、かつて業界三位の会社が会津若松市の近隣商業地域にクリーニング工場を出した際、行政へ虚偽申請をすることを手伝った会社である。行政から書類をもらった際、T化成の溶剤が書いてあったが、そんな都合のいい溶剤があるのかと電話して聞いてみたら、「この溶剤の一斗缶を3,4個置いておけばバレませんよ」などと言ってのけられたのにはビックリした。要するに、この会社はこの業界に不正な建築基準法違反をはびこらせた張本人なのだ。2009年に摘発された業界3位、そして業界2位の会社は、いずれもこのT化成から不正な手法の指南を受け、大きく展開している。

 違法な工場進出の片棒を担いできた会社が、建築基準法違反がバレてしまったら、今度はそこから金をたかろうというのがこの「●●●●ウェット」の趣旨である。まるでマッチポンプ。また、そんな都合のいい洗浄方法が急に考え出されたとは思えない。

 温室効果ガスで洗うソルカンドライも、全部水洗いの●●●●ウェットも、結局はこの業界に建築基準法違反の業者があまりにも多く、その逃げ道を探している業者達をねらった商法である。違反していたクリーニング業者も、それにつけ込んで対策商品を売りつける資材業者もあさましい。

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(●●●●ウェットなる水洗いの方法を宣伝するT化成のブース)

 

業界マスコミ

 クリーニング業界には業界紙が三紙ある。その三紙に対し、今回の環境団体の共同声明をどう思うか聞いてみた。三紙はそれぞれが自分のブースを持っている。

 その中で、この業界で 「ちょうちん記事」で悪名をはせる「N新聞」は、話が前後するが翌日の12月1日、「建築基準法問題と●●●●ウェット」というセミナー終了後に講演者の M社長と一緒に編集長が話しているところを発見、環境団体声明文を見せ、「記事にはしないのか」と迫った。

 私は以前よりN新聞のちょうちん記事連発を別な媒介を通じて批判していたこともあり、編集長は怒りだし、「声明文は確かにファックスで来たが、紙っぺら一枚だけで信用できるか。書かれているデータにも信憑性がない。そんなことぐらいで書けると思ってるのか!」と言った。環境団体の声明文は信用できないというのである。すさまじい怒鳴りっぷりだった。デタラメなちょうちん記事によって多くの業者に無 駄な出費をさせるこの編集長が、よくも言ったものだ。この様に、クリーニング業界はクリーニング業者だけが悪いのではない。関連する資材業者、業界マスコミも悪質な業者を擁護し、自分に金を払う業者の味方となり、悪の連鎖は続くのである。

 

違反者達のセミナー

 12月1日午前11 時、会場でT化成社長による「建築基準法問題と●●●●ウェット」なる講演会が行われた。これはぜひ参加したかった。上述の通り、悪徳業者達のため、行政 のだまし方の指南を繰り返したT化成の社長が、自らの犯した犯罪、「建築基準法問題」について語るのである。いったいどのツラ下げてしゃべるんだろうか?こんな楽しみな講演会もない。会場には15分前に到着したが、60席ほどあった会場の椅子はみるみる埋まっていき、満杯になった。

 しかし、会場にやってきた業者達は、私の目的とは明らかに違っている。みんな建築基準法に違反しているらしく、わずかな希望を持って会場を訪れているのだ。ところが、講演者は海千山千の悪人……。業者達はいいカモだ。業者達が気の毒に思えるくらいだ。

 定刻になると、まず機材商組合の人物が挨拶し、11月中に起こったクリーニング業者の火災事故を二件紹介した。建築基準法違反が発覚したのが2009年だが、社会的問題となるのを恐れた全ク連が火災への注意を呼びかけ、近年あまり大きな火災は聞かなかった。それでも、気が緩んだのか今年は同業者の火災事故が目立つ。業者の高齢化、設備の老朽化、雇用者の多国籍化(外国人労働者)、工場の365日稼働、納期厳守の無理な業務など、火災の危険性は以前よりも高い。常に危険が伴う作業の中、各業者が不安を抱えているのは紛れもない事実である。これはまさに違反者達のセミナーなのだ。

 しかし、違反するク リーニング業者の多くは、みんな悪質というわけではない。たまたま自分の作業所が工業地でないというだけなのだ。本当の悪人は、わざと違反して儲けた会社、不正行為を会社発展の道具とした会社である。その悪質業者に不正行為を指南した張本人が、まさにこれから壇上に立つ男である。

 そしてそのT化成社長 が登場した。いかにも大阪商人という印象がいっぱいの人物である。どんな話なのかと思えば、●●●●ウェットの精度や技術的側面に関しては全く触れず、アメリカで好評だったとか、業者によって75%の衣料をやっているとか100%の人もいるとか、つかみ所のない話に終始した。これでは会場にいる業者達の 「救い」にはならない。●●●●ウェットに関する資料や、データなど何も無し。ただ大阪のおっさんがひたすらしゃべり続けるというものだった。何かデータらしい資料があってもおかしくないし、パンフレットくらい配っても良さそうなものだ。今時、話すだけのセミナーなんて始めて聞いた。何ら説得力などない。

 最後に質問ということで私が手を挙げた。

「(手元の資料を掲げ)ここに不正業者2008年 に会津に進出したとき、行政から公文書公開法で取り寄せた資料がある。この会社は近隣商業地域に工場を建てた。これには、『ここではT化成が作る不燃性の 溶剤を使用しており、引火性溶剤の使用には当たりません』と書いてある。つまり御社は今日の建築基準法違反に関し、クリーニング業者達に不正な出店の手段 を指南していたわけだ。そうだろう?」

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(2008年に不正会社が会津若松市の近隣商業地に工場を建てた際、行政に提出した書類。実際には記載されているT化成製造の溶剤は使用されておらず、この会社が違法建築に荷担していたことがはっきりとわかる)

 これに対し、社長はこう答えた。

「私らはクリーニング業者達のニーズに応えて溶剤や洗剤を作るのが仕事。それをどう使うかはクリーニング業者それぞれの問題であり、私らには違反かどうかは関係ない」

業者の違反は関係ないという。明らかに責任逃れをしている。私はすぐに言った。

「あんたらは建築基準法違反に関係ないようなことを言っているが、2008年9月にあなたの会社に私が電話し、不燃性の溶剤はどんなものなのだ?と聞いたら、お宅の社員は『それは建築基準法の擬装用の溶剤で、一斗缶を3,4個置いておけば行政はごまかせる』と言ったじゃないか。つまり、違反行為に荷担していたわけだ」(注:この電話は録音されており、これを新聞社に伝えたことで、全国的なクリーニング業者の不正行為が一気に発覚した)

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(「3,4個置いておけば行政は通る」というT化成の燃えない溶剤。当初、それなりの普及を狙って作られたものと思われるが、洗濯機がオールステンレス製など高額になったり、製品そのものも安くないことから、結局普及せず、

「擬装用」に転用される羽目に・・・)

 社長はなおも平静を装ってこう答える。

「知りまへんなあ。受け取った人がどう感じるかは関係ないもんで」

 あくまでごまかすつもりである。ここで司会者から「鈴木さん!そこまでにして下さい」言われた。言うことは言ったから、ああ、いいですよと言って終わった。私の一人パフォーマ ンスを、他の来場者はシーンとして聞いていた。もしかすると、違反業者と渡り合うようなことは、彼らにとっては未知の世界だったのかも知れない。この後主立った質問もなく、このセミナーは終了した。

 なお、T化成の販売する●●●●ウェットなる製品そのものに問題があるわけではなく、現実にこの製品を使用している業者もいる。この製品自体の性能を批判するものではないが、 少なくとも故意に違法なクリーニング業者らに建築基準法違反の「不正のノウハウ」を伝えた張本人が、「この製品を使用すれば合法化される」などという講演 会をすること自体、厚顔無恥そのものであり、そういう姿こそ、クリーニング業界の現実なのである。

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(セミナーの会場風景と、講演者)

 

悪人展覧会

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(クリーニング業者の故意に行われた建築基準法違反を報じる朝日新聞の記事。当初、一業者の不正行為と思われたが、業界全体に広がった)

 というわけで、ソルカンドライ(HFC365mfc)に関する声明文が出た後の展示会ということで、これに関する二つの機械業者と三つの業界紙へ行ってみたが、みんな声明文が出たのは 知っていたが、自分たちに不利な情報なので知らないフリをしていたことがわかった。温室効果ガスであるとわかってそれを無視している点など、この業界の裏 世界を見る思いである。

 結局、この展示会は大半がクリーニング業者の建築基準法違反に関するものであり、来場者はそれにばかり目を向けていた。一般の展示を行う資材業者達からは、「みんな機械の方ばっかりに行く(ソルカンと●●●●ウェットという意味)。こっちには来てくれない」と嘆いていた。これは、三年前に発覚したクリーニングの建築基準法違反問題が今なお何ら解決せず、各業者に暗い影を落としていることを示している。

 違反はまさに個人責任であり、法律を知らなかったというのも問題であれば、知っていたが、廻りに流されてやっていたというのも問題である。全く違反のない業者もたくさんいるわけだから、それは自業自得、各業者でそれぞれ解決するしかない。

 しかし、違反業者に とってはそれこそ死活問題。それにつけ込んで「こうすれば解決しますよ」と、ほとんど解決にならなかったり、零細業者にはあまりに高額なシロモノを売り込 む業者は問題だ。こちらから見ると卑怯な商法であるともいえる。建築基準法は解決するが、温室効果ガスである正体を隠しているソルカンドライなど、ふざけ るなといいたい。そしてそれを全く知らないフリをしている主催者の団体、監督行政庁の厚生労働省もひどい。

 みんなで建築基準法に違反してきて、救いを求めてこの展示会に集まる……そこに商売人がいて、人の弱みにつけ込んでいつ使えなくなるかわからない温室効果ガスや正体不明の水洗いを売り込む……まさにこれは亡者の集会、百鬼夜行の展示会であった。